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突然ですが、自分が好きなことを他の人にわかりやすく伝えることはできますか?
人は自分が好きなことになるとテンションが上がり、語彙力が喪失しがちです。
たとえば、好きなアーティストのライブに行ったとします。
次の日友人に感想を聞かれました。
さあ、あなたは何と答えますか?
よくあるパターン
「いやさーほんとに〇〇さんがカッコよくて、歌もやばかったし、めっちゃ良かったわー!!」
この返事を聞いた友人は、どう思うでしょう。
「よし、とりあえず良かったのはわかった。でも〇〇さんがカッコよかった以外、何がどうよかったのか全然わからん」と思うのではないでしょうか。
私は推しのコンサートの感想を友人に訪ねたところ、一言「尊い」と言われたことがあります。
彼女が何を言いたいのかはそれなりに伝わりましたし、コンサートの内容に詳しい訳でもないのでそれ以上は聞きませんでしたが、何がなんだかサッパリでした。
みなさんも似たような経験があるのではないでしょうか。
突然こんなことを書いてみようかと思ったきっかけは、京都ライター塾を主催している江角さんのメルマガを読んだことにあります。
今日のメルマガのテーマは『手放しで褒めたたえる、は書く勉強になる。』で、人を褒めたり、魅力を説明したりすることは、大変高い技術が必要になることだと書かれてました。
江角さんは韓国のBTSにハマっているそうなのですが、彼らの魅力を知らない人に説明するのは本当に難しいとのこと。
最近わたしはBTSにハマって
褒めたたえまくっていますが
これも「やばい、かっこいい、死ぬ」なんて
言っているようでは、全然ダメなんです。
こんなありきたりの表現や褒め方だと
「K-popアイドルね、はいはい」
と思っているような人には、
一切伝わらない。
そうじゃなく、
なぜ、やばいのか。
どこがどうかっこいいのか。
どうして、死にそうになっているのか。
ここをきちんと言語化しないと
その魅力は聞き手や文章を読んでいる人には一切伝わらないのです。
この部分を読んだときに、本当にそうだなと感じて、首がもげるほどうなずきました。
私は以前宝塚歌劇やミュージカルの魅力についての紹介記事を執筆したのですが、「どこが劇団の魅力なのか」「どんな部分が素敵なのか」を言語化する難しさに相当悩みました。
ただ「カッコいい」「歌やダンスがうまい」だけでは魅力は伝わりませんし、どんなものか分かってもらうこともできません。
他の原稿を書く時も同様に、ただ「良い」のではなく、どんな部分が良いと思ったのか、良いと感じさせる理由は何か、といった点について、詳しく分析して言語化していく必要性があります。
その作業が、どんなに大変なことか!
改めて、文章で人に伝えることの難しさを感じた瞬間でした。
そうそう、人を褒めると言えば、私のご贔屓は大変他の人を褒めるのが上手な人です。
私もそうなりたいと思い心がけてはいるものの、これもまた難しい。
場の状況を読み、さらりと人の良いところを伝え、自分に求められているものを瞬時に把握する。私もいつか、そうなりたいなぁとは思うのですが…
とりあえず、「褒め力」を鍛えることに取り組んでみたいと思います!
褒め力は、周囲の人を褒める(できるだけ具体的に)ことで、鍛えられるそうです。
興味がある方はぜひ取り組んでみてください。