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2週間経っても冷めやらぬ、『モーツァルト!』の興奮

気がつけば『モーツァルト!』をライブ配信で観てから、ちょうど2週間が過ぎていました。

『モーツァルト!』はその名の通り、音楽家であるモーツァルトの生涯を描いたミュージカルです。

35年という短すぎる生涯の中で、音楽の天才はどのように生き、どのように曲を生み出していったのか。
「才能が宿るのは、肉体か、魂か―」とのコピーの通り、その才能があることで、もがき苦しみながら曲を書き続けていったモーツァルトの生涯を美しく、残酷に描いた作品です。

昨年のちょうど今頃に韓国公演をライブ配信で観てから、すっかりモーツァルトの虜になり、今回の公演をどんなに観たいと望んだか。

もちろん、韓国公演を観る前からその魅力を知っていたつもりだったのだけれど、すべてを通しで観たのは、それがはじめてだったのです。

モーツァルトの才能を表現した”アマデ”と呼ばれる、一言も喋らない子役。
リーバイ&クンツェによる美しい音楽。
モーツァルトの生きた時代の話でありながら、どこか現代的なテーマ。
才能に苦しみ、狂っていくヴォルフガング。

そのすべてが、今までに観た作品とはまったく別の、異質なもののように感じました。

それから2014年公演のDVDを買って。何度もプロモーション映像を見て。

絶対に観られないだろうと思っていた公演を思いがけずライブ配信とアーカイブで観ることができたことは、本当に嬉しい限りです。

全く持ち味の違う2人のヴォルフガング。
山崎育三郎演じるヴォルフは、明るいシーンでもどこか心に影があるように思え、
古川雄大演じるヴォルフは、天真爛漫な様子からストンと闇に突き落とされていくような様子が非常に印象的でした。

山崎ヴォルフは父が去った後の心の嘆きを歌うシーンが、古川ヴォルフはアマデに羽根ペンを渡しながら「僕こそミュージック」を歌うシーンが忘れられません。

どこかホッとしたような表情を浮かべながら、羽根ペンを差し出すヴォルフ。
涙がぽたり、ぽたりと落ちる美しい様子が、今も目に焼き付いています。

モーツァルト!は演出が変わったことにより、更に美しい舞台になったと感じています。
舞台は生物なのはわかっているのだけれど、どうかこの公演を、何らかの形に残してほしいと願ってやみません。

2週間経った今でも、気がつけば頭の中で音楽がぐるぐると回っています。

思い出として心の中での再生を繰り返すには、非常にもったいない公演だと感じています。
本当に美しい舞台を、ありがとう。

関わった人全てに、そう言いたい気分です。