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3食自炊をすると食費は減らせますが、ガス代が結構かかりますよね。
西部ガスのガス代はプロパンガスを提供している会社に比べれば安いものの、毎日料理をしていると毎月6,000円〜7,000円程度はどうしてもかかってしまいます。
もう少しガス代を減らせる方法はないかと色々調べていたところ、西部ガスには「ヒナタメリットプラン」という、ガスをある程度使用すると料金がお得になるプランがあることを発見し、2020年の2月に契約。
ガス代は使用量によって変動するので月によって高くなったり安くなったりはするものの、契約後は確かにガス代が安くなったと感じています。
計算したところ月に一般プランと比較して300円程度安くなったので、1年では約3,600円節約ができたことになります。
ここではヒナタメリットの料金プランや、申し込みまでの流れを紹介します。
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西部ガスのヒナタメリットプランとは
西部ガスのヒナタメリットプランとは、ガスを多く利用すると通常価格よりもガス代がお得になるプランのことです。
利用条件は特になく、西部ガスを契約している人であれば、誰でも申し込むことができます。
例えば福岡県に住んでいる人であれば、毎月21㎡から589㎡ガスを使用する人であればヒナタメリットへ乗り換えた方がお得になります。
毎月のガス使用量はガスの検針票に記載されていますので、ぜひ一度確認してみてください。
ヒナタメリットへの乗り換えが得になる人については、後ほどもう少し詳しく紹介しますね。
■一般料金と比較した場合のおトクとなるガス使用量の範囲
- 45MJ(福岡・北九州):21m3/月~589m3/
- 46MJ(熊本・佐世保・長崎):20m3/月~574m3/
出典:西部ガス
西部ガスのヒナタメリットプランを契約すると料金はどれくらい安くなる?
一番気になるのは、「ヒナタメリットを契約すると、どのくらいガス代が安くなるのか」との点ですよね。
ガス代が安くなるかどうかを判断するためには、ガス代の計算式を分かっておくと便利です。
西部ガスのガス代は、以下の計算式を使用することで求められます。
基本料金+従量料金単価×ガスの使用量
なんだか凄く難しそうに感じますが、電卓さえあればとても簡単な計算です。
ここでは「福岡県に住んでいて、2020年の11月に29㎡のガスを使用した場合」について、一般プランとヒナタメリットプランに分けてガス代を計算してみます。
一般プランのガス代
まずは、黄色に塗られた「基本料金」に注目してみてください。
基本料金はガスの使用量によって変化するので、29㎡であれば上から2段目の1,133.00円(B)が支払うべき料金です。
次に、「従量料金」と呼ばれる自分が使用したガス代を計算します。
この従量料金は月によって金額が変わるので、西部ガスのホームページで該当する月の料金を確認してから計算をしてください。
ちなみに月の従量料金単価は、こちらのページから確認できます。
表から、2020年の12月検針分の従量料金単価は187.10円ということが分かりますね。
使用するデータが揃ったので、先程の計算式「基本料金+従量料金単価×ガスの使用量」を使用して計算してみます。
=1,133.00円(基本料金)+187.10円(従量料金)×29㎡
=1,133.00円+5,425.9円
=6,558.9円
= 6,588円(1円未満切り捨てのため)
以上の計算から、一般プランのガス代は6,588円と求められます。
ヒナタメリットのガス代
ではヒナタメリットを契約していたら、ガス代はいくらになるのでしょうか。
ヒナタメリットの料金段階はABCの3つで、20㎡以上はCに当たるため、基本料金は1,518.00円です。
ここであれ?と思った方も多いと思うのですが、ヒナタメリットの基本料金は通常プランよりも高く設定されています。
では従量料金単価はどうでしょうか。
上の表から、2020年12月検針分の従量料金単価は167.85円であることが分かります。
次に、計算式に当てはめて計算してみます。
=1,518.00円+167.85円×29㎡
=1,518.00円+4,867.65円
=6,385.65円
=6,385円(1円未満切り捨てのため)
先程の計算から一般プランのガス代は6,588円と分かっているため、ヒナタメリットプランを契約した場合は6,385-6,588円で一般プランと比べて203円安くなったことが分かります。
一般プランとヒナタメリット契約後の明細書を比較
では、実際に我が家がヒナタメリットを契約してどのくらいガス代が安くなったのかを比較してみます。
最初に、一般プランを契約していた頃のガス代とガスの利用料を見てみます。
2019年11月のガス使用量は26㎡で、ガス料金は6,435円です。
(警報器のリース代はのぞいて計算します)
次に、ヒナタメリット契約後を見てみます。
ちょうど一年後の11月の代金を比較しようと思ったのですが、10月のガス使用量の方が比較しやすかったので、10月のデータを使用します。
2020年10月のガス使用量は27㎡で、ガス料金は6,170円でした。
では、2つのデータを比較してみましょう。
[table id=1 /]ヒナタメリットを契約した後(2020年10月)の方がガス使用量が1㎡多いにも関わらず、265円安くなっていることが分かります。
我が家はガスコンロやガスストーブなどガスを使用することが多いので、ヒナタメリットを契約して本当によかったと感じました。
西部ガスのヒナタメリットがおすすめな人と、おすすめできない人
ヒナタメリットは一般プランに比べて基本料金が高いので一見損をしているように感じるかもしれませんが、その分従量料金単価が安く設定されています。
よって20㎡以上ガスを使用するほど、一般プランよりも料金が安くなるという仕組みになっているのです。
ただ20㎡よりもガスの使用量が下回ることが多い家庭は、ヒナタメリットを契約すると逆にガス代が高くなってしまう可能性が高いです。
IHなどでガスを使用する機会が少ない方はヒナタメリットを契約せず、そのまま一般プランを使用し続けることをおすすめします。
「20㎡ギリギリなんだけど…」とお悩みの場合は、シミュレーションを行ってみると便利です。
シミュレーションは月のガス使用量や使用中のガス機器などを選択するだけで簡単に行えるので、ぜひ一度ガス代がお得になるか試してみてください。
ヒナタメリットに申し込む流れ
ヒナタメリットへの申し込みの際は難しい面倒な手続きは必要なく、インターネットや電話で簡単に申し込むことができます。
私はインターネットで手続きを行ったので、ここではネットからの手続きの流れを簡単に照会しますね。
まずは重要事項説明書の中身を確認し、同意します。
次に住所や契約者などの情報を入力します。ガスご使用場所番号が必要になるので、検針票を用意しておきましょう。
ヒナタメリットへの申し込みは、以上の4ステップですぐに完了します。
もし電話で申し込みを行いたい場合は、西部ガスのお客様サービスセンターへ電話をしてみてください。
ガスを月に21㎥以上使用するなら、ヒナタメリットプランの契約がおすすめ
ヒナタメリットの契約の目安は、月にガスを21㎡使用するかどうかです。
例え21㎡を下回る月があっても、21㎡以上ガスを使用する月の方が多ければヒナタメリットを契約した方がお得です。
契約するまでは「逆にガス代が高くなったどうしよう」とドキドキしていましたが、契約から1年経った今では今では本当によかったと感じています。
西部ガスの供給エリアで選択できるガス会社は九州電力しかないので、もし月に使用するガスの量が多く、西部ガスの契約を続ける場合はヒナタメリットプランの契約をおすすめします。
ぜひお手元に検針票を用意して、シミュレーションを試してみてください。